食から考える世界と未来(4) 食料市場の発展が生む光と影 早稲田大学准教授 下川哲 - 日本経済新聞

日本では「何か食べたい」と思ったら、お金さえあれば、ほとんどの食べ物が手に入ります。これが、かなり恵まれた状況だと認識している人はどれくらいいるでしょうか。食料は作っただけでは、私たちの手元まで届きません。物流や卸売り、小売りなどの「食料市場」を通じて、食べ物を手に入れることができるのです。つまり…